朝の連ドラから、月10ドラマまで幅広く活躍する杉咲花さんはこれまで多くの作品に出演されています。
そんな若手実力派女優として、様々な作品で活躍している彼女の演技や出演作品について調べました。
- 杉咲花の演技は上手い?下手?
- 杉咲花の過去の出演作品と評判
多くの作品に出演する杉咲花さんの演技について、“上手い”や“下手”といった評価、批判する意見があります。
個人的には好みの問題や捉え方だと思うので、上手いとか下手といった考え方は好きではありませんが興味のある方はご覧ください。
杉咲花の演技上手い?下手?
現在(2024年)絶賛放送中のドラマアンメットで、主人公の脳外科医を演じている杉咲花さん。
彼女が子役出身であることはご存じでしたか?芸歴は今年で17年目になるそうで、その長さに驚きました!
そんな彼女の演技の魅力がどこからくるのか、まとめましたのでご覧ください。
杉咲花の演技は下手という意見
杉咲花さんについて一部で下手という意見がありますが、どういったのもでしょうか。
①演技に幅が無い:杉咲さんの演じる役が“元気で明るい役”が多いため一辺倒に感じるという意見があります
②話し方やセリフまわし:特に早口なセリフや叫ぶようなセリフは聞き取りづらいやキンキン声がうるさいといった意見が出ています。
③感情表現が乏しい:①と少し通じるところがありますが、似たキャラクターを演じている点やどの役をやっても“杉咲さん”が抜けないといったところから感情表現が乏しいという意見があがっています。
杉咲花の演技は上手いという意見
一方、現在放送中のアンメットででは“演技に引き込まれる”という意見がSNSからも多くあがっており、役を自分の中に落とし込む作業に一切妥協しない彼女には脚本家や作家からの氏名も相次いでいるようです。
また、2023年12月8日に公開された映画「市子」では、脚本を読み杉咲さん自らがオファー。
作品を演じた際に本人が「本番中に手が痺れたり、想像もつかなかった感情に到達してしまう瞬間に何度か立ち会えたことが演じ手として忘れられない時間でした」と語るほど手ごたえもあったようです。
そんな映画「市子」に対し、マスコミからも“女優としての本領発揮”“本作が代表作となるのは間違いない”といった声があがっています。
杉咲花の過去の出演作品と評判
10歳から子役としてデビューした杉咲花さんはキャリアを積み重ね、現在も注目若手女優として活躍してます。
そのため出演作品も多く、その中でも特に話題になった10作品をまとめました。
杉咲花の出演作 | 年度 |
---|---|
まるまるちびまるこちゃん(城ケ崎姫子役) | 2007年4月19日~2008年2月28日 |
桜蘭高校ホスト部(伽名月麗子役) | 2011年9月2日~2011年9月30日 |
夜行観覧車(遠藤彩花役) | 2013年1月18日~2013年3月22日 |
学校のカイダン(香田美森役) | 2015年1月10日~2015年3月14日 |
連続テレビドラマ小説『とと姉ちゃん』(小橋美子役) | 2016年6月3日~2016年10月1日 |
花のち晴れ~花男NextSeason~(江戸川音役) | 2018年4月17日~2018年6月26日 |
大河ドラマ「いだてん~東京オリムピック噺~」(増野シマ、増野りく役) | 2019年1月6日~2019年12月15日 |
ハケン占い師アタル(的場中役) | 2019年1月17日~2019年3月14日 |
連続テレビドラマ小説『おちょやん』(主演:竹井千代役) | 2020年11月30日~2021年5月14日 |
99.9‐刑事専門弁護士‐完全新作SP新たな出会い編(河野穂乃果役) | 2021年12月29日 |
この10作品の中で、さらにピックアップして彼女のターニングポイントになったであろう作品5つを詳しく紹介します。
杉咲花演技力の評判① まるまるちびまるこちゃん
彼女のデビュー作で、杉咲さんは主人公まるこの同級生城ケ崎姫子を演じました。
この作品には多くの子役の他にさまぁ~ずの2人や、宮崎美子さん、モト冬樹さん等の多くの有名人が出演しています。
このドラマの杉咲さんの演技については、詳しくは書かれていませんが、キー局の連続ドラマへの出演は杉咲さんにとって大きな経験になったと思います。
杉咲花演技力の評判② 夜行観覧車
元気で明るいという杉咲さんのイメージを一新した作品で、憧れの高級住宅地に引っ越してきた家族の崩壊を描いたドラマです。
杉咲さんは周りから受ける嫌がらせやいじめが原因で、母親に家庭内暴力を振るう娘役を演じ、その壮絶な演技が一躍話題になりました。
今までの“明るく元気”という印象を一新したこの作品から、彼女は徐々に注目されるようになります。
杉咲花演技力の評判③連続テレビドラマ小説『とと姉ちゃん』
国民の誰もが知るNHKの朝ドラ。その朝ドラで主人公の妹という大役に抜擢されます。
この作品で杉咲さんは本当の姉妹のような距離感を出すために、出演していないシーンでも見学に行ったり、杉咲さんの方から主演の高畑充希さんらに“敬語を使わなくてもいいですか?”と提案するなど積極的に参加していたと語っています。
また、同じく出演していた事務所の大先輩唐沢寿明さんからは、体の力を抜いて現場を楽しむことを学んだと語っています。
このように積極的に家族として作品に参加していった杉咲さん、この『とと姉ちゃん』でも確かな演技力が評価され、これが次の『おちょやん』につながってきていると感じます。
杉咲花演技力の評判④ 大河ドラマ「いだてん~東京オリムピック噺~」
朝の連ドラに続き、初めての大河ドラマで1人2役を演じた杉咲さん。この作品では教師であり、女性としてスポーツに打ち込む母親とその娘の2役を演じました。
杉咲さんは“母親と娘の演技が重複してしまっていると感じ、悩んだそうですが、娘の方が母親よりも控えめになるよう意識してお芝居をした”と語っています。
そんな杉咲さんの演じた母親のシマの演技について、“女性が走ることがはしたないとされていた時代に、走る喜びを見出し、走り続ける姿は「女性のスポーツ参加」だけでなくアスリートが子供を産んでも育てるといった「女子体育への障壁」への苦しみも体現しているようだと感じた人もいたようです。
1年間という他のドラマにはない、長期間の撮影も彼女の役者人生において貴重な経験になったのではないでしょうか。
杉咲花演技力の評判⑤ 連続テレビドラマ小説『おちょやん』
ついにこの作品で朝の連ドラの主人公を演じることになります。
脚本を手掛けた八津さんは“脚本通りのロジカルなお芝居よりも、千代になりきった杉咲さんの熱量にお任せしたお芝居に圧倒されました”と語っています。
また他にも、杉咲さんのもつ愛嬌や真っ直ぐな演技が、今回の主人公千代を演じるうえで嫌みがなく演じられていると評価する声や、どこか隙のあるような素顔の演技と、気持ちが一気に爆発するようなエモーショナルな演技の使いわけが一段と千代という人物を魅力的にしていると評価する声もあります。
半年間の長丁場であり、多くのキャストが出演する朝ドラの座長としての経験が、現在のドラマや映画につながっていることは間違いないようです。
また、国民的ドラマである朝ドラの主演をつとめたことで“国民的女優”として認識されたのではないでしょうか。
杉咲花の演技は上手い下手?のまとめ
いかがでしたか?今回は女優杉咲花さんについて、色々と調べてみました。
数々の作品に出演し、キャリアを積んでいる彼女の魅力が少しでも伝わっていれば嬉しいです。
一部同じ内容になりますが、下に簡単にまとめています。
- 杉咲花の演技は好みもあるが、上手いという意見が多い。
- 杉咲花の過去の出演作品について、朝ドラ『とと姉ちゃん』に出演し、その後大河ドラマ『いだてん』にも出演、朝ドラ『おちょやん』を演じたことで国民的な女優となった。
子役時代から17年ものキャリアを積み重ねてきた杉咲花さん。
人によっては彼女の演技を下手だという人もいますし、上手いと評価する人もいますが、お芝居の専門家でもない人のそういった意見は、単に“下手”=良いと感じない、“上手い”=良いと感じるという個人的な価値観の指標にすぎないと思います。
私も専門家ではないのであくまでも個人の意見ですが、彼女の演技には確固たる基盤があり、作品を重ねるごとに肉付けと削ぎ落しを繰り返してさらなる進化を遂げているよに感じます。
小柄で童顔な杉咲さんですが、今後はその芯の強さや確かな演技力で“強い女性”や“危ない女性”といった大人の香りがする役を見れる日を期待しています。